米、1セント硬貨の製造やめる
アメリカの1セント硬貨。おもてには第16代大統領リンカーンがえがかれています ©朝日学生新聞社
経費がふくらんで
アメリカ(米国)の造幣局は11月12日、流通用の最後の1セント硬貨をつくったと発表しました。1セントは1ドルの100分の1の額で、日本円だと約1.54円です。
1セント硬貨は「ペニー」の愛称で知られ、232年にわたり、つくられてきました。ただ、この10年間で1セント硬貨をつくる費用は1枚あたり1.42セントから3.69セントまで上昇。トランプ大統領が「無駄だ!」として、つくるのをやめるよう指示していました。これで年間5600万ドルを節約できる見通しです。
製造が終わった後も使うことはできます。造幣局は今後も収集用などの生産は数量限定で続けるといいます。
(朝日小学生新聞2025年11月15日付)









