原爆犠牲者 初のDNA型鑑定へ
引き取り手のない遺骨が安置されている、原爆供養塔の納骨室=7月、広島市の平和記念公園 ©朝日新聞社
広島市 身元不明の少女の遺骨
太平洋戦争末期の1945年に広島市に落とされた原子爆弾で亡くなった人たちで、名前がわからなかったり、遺族が見つからなかったりして、引き取り手がない遺骨があります。このうち、「鍛治山ミチ子」という名で保管されてきた少女の遺骨について、広島市が身元を調べるDNA型鑑定を初めて行うことがわかりました。「親族かもしれない」という人からの要望がありました。
市はこれまで、DNA型鑑定は火葬された遺骨では難しいとして行いませんでした。今回は、残されていた遺髪で調べます。成功すれば、ほかの犠牲者でも調べられるようになるかもしれません。
(朝日小学生新聞2025年11月19日付)









