みんなで選んだ、子どもたちの未来を輝かせる宝物【キッズみらいアワード2026開催レポート】

2026年3月22日、記念すべき第1回「キッズみらいアワード 2026」の表彰式が開催されました。(株)朝日学研シンクエストが主催する本アワードは、子どもたちの未来をより良くするために取り組む企業や団体の活動をたたえ、その想いや成果を広く伝えることで、社会全体に子どもを大切にして応援する輪を広げていくことを目的としています。子どもたちの学びと成長を支える素晴らしい取り組みの中から、子どもとその保護者、そして学校関係者などの投票から最優秀賞をはじめとした各賞が決定。子どもたちの探究心を支える取り組みが、これからも広く社会に広がっていくことが期待されます。
キッズみらいアワードとは

概要:子どもたちの学びや成長を支え探究心を満たす“ヒト・モノ・コト”について、7部門でノミネートを集め、表彰するアワード
開催期間:2026年2月6日(金)~3月1日(日)
評価基準:「子どもたちの探究心を満たし、子どもたちと共に輝かしい未来を創る」ことができるかどうか
審査方法:特設サイトで一般投票を受付。3月1日には東京・御殿山小学校においてタッチアンドトライのリアル投票イベントも実施
子どもの「やってみたい」を応援するアワード

表彰式は、朝日学研シンクエスト代表取締役・丸山洋社長の挨拶で幕を開けました。丸山社長は「朝日新聞社、朝日学生新聞社、学研ホールディングスの三社が手を取り合い、『すべての子どもたちに知的冒険を』を合言葉に、共同事業体としてこの取り組みを立ち上げました」と説明。「子どもは未来を作る存在です。その可能性を広げるのが、子どもたち自身の好奇心と、私たち大人、そして社会の関わり方」と語り、子どもたちの知的冒険を支える取り組みを称える想いを表しました。
「第1回ということですので、これを機に長くこういった取り組みを続け、一人でも多くの子どもたちに新しい未来、そして自身の可能性を広げていっていただきたい」と、今後の展望にも触れ、会場は温かい拍手に包まれました。
その後、審査委員を代表してキッズネット編集長の金野は総評で、「子どもたちの『なんで?』『やってみたい』という探究心を大切にしながら、それを周りの大人や社会が一緒になって育てていく、そのきっかけ作りになれば」とアワードの趣旨を説明しました。
全7部門、57の取り組みがノミネートされ、2月6日~ 3月1日までウェブ投票を実施。さらに、投票最終日の3月1日には品川区立御殿山小学校でリアル体験イベントを開催し、子どもたちが各ノミネート商品を実際に見て・聞いて・体験して投票するできる機会を設けました。(イベントの様子は記事下部でレポート!)
表彰式では、各部門賞、審査員特別賞、優秀賞、そして最優秀賞の発表が行われました。受賞者の皆さまは晴れやかな笑顔でトロフィーを受け取り、会場は温かい拍手に包まれました。
【最優秀賞】ヤクルト本社「New ヤクルト」90年守り続けた"健康への願い"が、みんなに届いた
最優秀賞に輝いたのはヤクルト本社「New ヤクルト」。ヤクルト本社広報室の堀さんは「1935 年に『一人でも多くの方に健康になっていただきたい』という願いから生まれた『ヤクルト』が、子どもたちの未来に役立っているという大きな励みになる」と感謝の言葉を述べられました。ヤクルト本社では、乳酸菌 シロタ株をはじめとした微生物の研究に加え、子どもたちが健康を考えるきっかけづくりにも取り組んできました。堀さんは「これからもヤクルトは、子どもたちの健やかな成長を支える商品・サービスづくりに、より一層取り組んでまいります。」と意気込みを語りました。
【優秀賞】コクヨ「しゅくだいやる気ペン」 「本当にいいのかな」から始まった、子どもに寄り添う挑戦
優秀賞を受賞したコクヨ「しゅくだいやる気ペン」の担当者の中井さんスピーチは、会場の多くの人の心を打ちました。「ローンチする前まで、本当に眠れずに朝はっと起きたりしていた。お客様から『習慣化に役立った』という声をいただくごとに少しずつ自信をつけていった」と開発当初の不安を振り返り、鉛筆にセンサーを取り付け、スマートフォンと連動するゲーミフィケーションという新しい体験に対し「五感を使った書くことに価値がある。これからも学び続ける人を応援する商品サービスを作っていきたいです」と力強く語りました。
【各部門賞】
各部門、それぞれ受賞者の喜びの声をお伝えいたします。
まなび本部門賞:小学館「大ピンチずかんシリーズ」

『大ピンチずかん』がキッズみらいアワードの「まなび本部門」に選ばれたとの連絡をいただきました。この本は、実際にわたしの子供たちの言動をメモし始めたことから制作がスタートしました。食事中の会話のネタにして家族でケタケタ笑い合うようなことを、たくさん集めて、みんなにわかりやすく本にすることで、これだけたくさんの人の共感を得て、しかも「まなび本」と称賛してもらえるなんて、当初は想像もしませんでした。しかし、学びとは、本来そういうものかもしれません。自分の身の回りのことに興味を持って、聞いて、書いて、集めて、話してを重ねていくうちに、自然と自分の好奇心が焚き付けられて、気づいた時にはたくさん学んでいる。子供たちにそんな影響が与えられたなら、これ以上の喜びはありません。すばらしい賞をありがとうございました。 著者 鈴木のりたけ
体験まなび部門賞:こどもの国協会「こどもの国」

素晴らしい賞をいただき、大変光栄です。お子さんを取り巻く環境は時代とともに大きく変化していますが、自然に触れ、感じ、学び、五感を刺激しながら成長していく姿は、いつの時代も変わらないものだと思います。「あそびのなかに未来がある」。こどもの国のキャッチコピーのように、これからもこの恵まれた自然環境を大切にしながら、お子さんたちとそれを支える多くの方にとって豊かな学びの場となるよう、取り組んでいきたいと思います。
まなびアイテム部門賞:コクヨ「しゅくだいやる気ペン」

この度は栄誉ある賞をいただき大変光栄です。本製品は「書く⇔褒める」のサイクルを通じ、親子の絆を深めるツールとして進化してきました。
様々なテクノロジーが普及する今こそ、五感を使う「書く」という身体的体験は重要性を増していると感じます。今後も学び続ける人を応援するサービスを追求してまいります。
企業まなび部門賞:サントリーホールディングス「やってみよう水の自由研究」

「企業まなび部門賞」にご選出をありがとうございます。サントリーは小学生を対象に「水育」プログラムを実施しています。「水育」は、未来に水を引きつぐために、私たちに何ができるかを子どもたちと共に考えるサントリー独自の次世代環境教育プログラムです。「やってみよう!水の自由研究」は、水の性質を利用した実験を中心に紹介しています。他にも「天然水の森」活動や生物多様性について学べるコンテンツもありますので、ぜひアクセスしてみてください。
デジタルまなび部門賞:コクヨ「まなびレシピ」

この度は栄誉ある賞をいただきありがとうございます。キャンパスブランドは2025年9月より「まなびかたブランド」へとリニューアルいたしました。それにともない、学生が気軽に試行錯誤しながら、主体的かつ継続的にまなびを続けるための、コクヨが提案する文具とメソッドを組み合わせた「まなびかた」のアイデア「まなびレシピ」を提案しています。勉強も自分に合ったやりかたが見つかるまで、試行錯誤を繰り返すことが重要と考えています。今後も「まなびレシピ」の提案を通して、一人ひとりの可能性を最大限に引き出すサポートできればと思います。ありがとうございました。
子どもの健康部門賞:ヤクルト本社「New ヤクルト」

このたび、当社の「Newヤクルト」が子どもの健康部門賞を受賞し、大変光栄に存じます。子どもたちの健やかな成長と明るい未来を願い、これまでに培ってきた研究知見を生かして取り組んできた点をご評価いただけたものと受け止めております。今後も商品を通じて、「子どもも大人も“みらい”につながる健康管理」を支えるべく、社会に貢献する商品づくりに努めてまいります。関係者の皆さまに心より御礼申しあげます。
先生になってほしい人部門賞:QuizKnock 伊沢拓司さん

まずは現場の先生方に最大級の感謝を。我々QuizKnockの活動も、先生方が多忙の中で作り出す日々の学びあってこそ。学びを学校や各種学び舎任せにせず、日常の中にさまざまな学びの種をたくさん植えられるよう、私も努力してまいります。社会みんなが先生であれるような形を、力をあわせて作っていきましょう!
【審査員特別賞】
最優秀賞・優秀賞・各7部門賞の他、ノミネートされた商品やサービスのなかから、各審査員が個人的に評価するモノに贈る審査員特別賞では、俳優の永尾柚乃さんをはじめ6名の審査員が受賞企業および商品を選出!
キッズネット編集長 金野拓哉さん選出「はまぎん こども宇宙科学館(横浜こども科学館)」(設置者:横浜市 / 運営:CTC共同事業体)
40年以上、子どもたちの好奇心を育ててきた場所
編集長自身も小学生の時に訪れた思い出の地で、40年以上にわたって子どもの探究心を育てる科学館として運営されています。「子どもが生まれて一緒に訪れられる、一緒に学べる場。まさにそういう探究心を子どもと一緒に楽しめる場である」と高く評価されました。

このたび、審査員特別賞をいただき、大変光栄に感じております。40年の長きにわたり、皆様にご愛顧いただいたおかげで、館を訪れた子どもたちが、成長し、大人になり、お子さんを伴って再びご来館いただくというつながりを作ることができました。これからも、子どもたちの「やってみたい」「もっとしりたい」という期待に応えるべく、世界最高のプラネタリウムをはじめ、様々な体験を創出してまいります。ご期待ください。
俳優 永尾柚乃さん選出「47都道府県マスターカード」(JTBパブリッシング)
遊びながら日本中を旅する気分になれるカード
地理の勉強になるだけでなく、友達同士や家族みんなでバトル要素も楽しめるカードゲームです。「カードを見て『こんなところもあるんだな』『次ここ行ってみよう』と思うことで、社会の活性化にもつながるのでは」との期待を込めて選ばれました。

このたびの受賞を大変光栄に思います。地理は暗記が苦手な子が多いと言われますが、このカードゲームは、得意な子も苦手な子も“遊びながら自然と地理が好きになる”ことを目指しました。このゲームが、子どもたちにとって地理をもっと身近に感じるきっかけとなれば、これほど嬉しいことはありません。今後も旅や地域への興味・関心を育む商品をはじめ、子どもたちの知的好奇心を広げる商品づくりに努めてまいります。
関西大学総合情報学部教授 黒上晴夫さん選出 「ほぼ日のアースボール ジャーニー」(ほぼ日)
スマホをかざすと情報が飛び出す、次世代の地球儀
従来の地球儀は「ぐるぐる回すぐらいしかできなかった」が、「子どもたちの潜在知性を引き出す仕掛けがある」「デジタル技術で激変している毎日の状況を、うまく学習のリソースとして活かしていける」と評価されました。

この度は審査員特別賞をいただき、心より感謝いたします。「ほぼ日のアースボール」は、弊社創業者である糸井重里の発案から生まれた新しい地球儀です。固定する軸のないアースボールは、両手で自由に転がしながら地球を眺めることができ、スマホやタブレットをかざすと世界のいろんな情報がとびだします。子どもたちが自ら好奇心を抱き、世界をもっと知りたくなるツールとして、ご家庭や教育現場でより広くご活用いただけたらうれしいです。
慶應義塾大学教授 博士 石戸奈々子さん選出「NTTドリームキッズ」(NTTグループ)
未来を作るテクノロジーを、子どもたちの手に
通信や ICT といった、私たちの生活を根底から支える技術を、子どもたちが自分事として理解できる取り組みで「テクノロジーを単に理解するだけではなく、未来を作るためのツールとして子どもたちに手渡している点が素晴らしい」と、2006年から続く長い取り組みに敬意が表されました。

素晴らしい賞をいただき光栄です。NTTドリームキッズは2006年の開始以来、子どもたちの身近な疑問や体験を通して学べるよう、技術や社会のトレンドに合わせて毎年工夫を凝らしてまいりました。 これからも、子どもたちがテクノロジーを活用しながら未来を切り拓いていけるよう、夢や可能性を大切にし、応援し続けます。
朝日学生新聞社統合編集センター長 吉田由紀さん選出「しおまる」(サラヤ)
暑い日も元気に外で遊べる、頼れる味方
外遊びは体の発達だけでなく、工夫することや友達との付き合い方を学ぶ貴重な機会ですが、近年の猛暑で熱中症が心配な保護者も多くいます。子どもたちが口にしやすい味と形状で、自発的に口にできるため、「子どもたち自身が健康を考えるきっかけにもなる」と評価されました。

しょっぱいものは食べたくない」という子どもの気持ちと、「熱中症にならないために食べてほしい」という親の不安感の両方を解消できるように、覚えやすい商品名・パッケージにこだわり、開発しました。今年の夏もしおまるで子どもの夏を応援します。
学研教育総合研究所所長 川田夏子さん選出「JUNOPARK(ジュノパーク)」(積水ハウス)
自分の部屋をデザインする、子どもが主役のワークショップ
住まいは子どもの育ちと学びを支える重要な環境ですが、子どもの視点に立って考える施設はあまりありませんでした。「自分の部屋をデザインしたり、環境を考えたりするアクティビティは身近な生活とつながっており、受け身でない探究型のワークショップとして大変素晴らしい」と敬意が表されました。

審査員特別賞、誠にありがとうございます。「住」に向き合い続けてきた積水ハウスは、子どもたちに何ができるか。そのひとつが「日々の暮らしの中で、自分らしい幸せを感じる心」を育むお手伝いをすることでした。「好き」や「大切にしたいこと」を持ち帰れる場所として、これからも子どもたちに寄り添い続けていきます。
【媒体特別賞】
各媒体特別賞である、キッズネット賞と朝日小学生新聞賞からは以下2企業(サービス・商品)が表彰されました。
キッズネット特別賞:NTTドコモ「ドコモ未来プロジェクト」

この度は、キッズネット特別賞に選出いただきありがとうございます。創作絵画コンクール「ドコモ未来ミュージアム」、プログラミングコンテスト「ドコモ未来ラボ」、プロのセカイを体験できるプロジェクト「ドコモ未来フィールド」を通して、子どもたちの夢や未来をこれからも応援してまいります。
朝日小学生新聞特別賞:キリンビバレッジ「キリン つよいぞ!ムテキッズ」

素晴らしい賞を受賞し、大変光栄です。「キリン つよいぞ!ムテキッズ」は子どもが自ら「飲みたい!」と手に取りたくなるパッケージ・おいしさと、プラズマ乳酸菌と鉄分を配合した、親と子両方がうれしい飲料です。これからも親子の健康を支えることで、子どもたちの「好き!」「やってみたい!」の気持ちを応援してまいります。
投票参加者への感謝

金野編集長は「本当に多くの子どもたちがこのイベントに参加してくれました。お友達同士や親子で保護者の方と一緒に真剣にノミネートの情報を見聞き、体験して、真剣に投票に取り組んでくれた姿に審査員としても感銘を受けました」と、キッズみらいアワードの投票について振り返りました。
投票最終日の3月1日には品川区立御殿山小学校でリアル体験イベントを開催し、子どもたちが各ノミネート商品を実際に見て・聞いて・体験して投票するできる機会を設けました。3,500 を超える投票が集まり、子どもたちにとって新しい発見や出会いの場となったことが伺えます。
まとめと今後の展望
第1回となる今回の開催を機に、子どもたちの可能性を広げる取り組みが今後も続いていくことが期待されます。金野編集長は「今回のノミネート・受賞された皆さまの、子どもたちの未来のために可能性を信じて一生懸命取り組んでいる姿勢に、審査員一同心より感謝申し上げる」と締めくくりました。
キッズみらいアワードは、子どもたちの「知的冒険」を社会全体で応援していく新しいムーブメントの始まりです。投票に参加してくださった皆さま、本当にありがとうございました!
(写真:鈴木謙介 文:高須賀里緒菜)
























