「酷暑日」気象庁が定めたのはなぜ? 気象問題は、中学入試でも頻出
41度を表示した群馬県伊勢崎市の温度計。市ではこの日、国内の観測史上最高気温となる41.8度を記録しました=2025年8月5日 ©朝日新聞社
気象庁は4月17日、最高気温が40度以上の日を「酷暑日」と呼ぶことにすると発表しました。今年もすでに30度以上の「真夏日」を観測するなど、各地で暑くなる日が増えています。熱中症を防ぐため、いまから暑さに体を慣らすことが大切です。
2025年は30回も
気象庁は、最高気温が25度以上の日を「夏日」、30度以上の日を「真夏日」、35度以上の日を「猛暑日」としています。

ただ、2018年からは毎年、最高気温が40度以上の日を記録しています。1927年に初めて観測してから108回ありました。このうち41回は2023~25年の3年間に集中し、25年だけで30回にのぼります。
25年8月5日には、群馬県伊勢崎市で国内史上最高の41.8度を記録しました。こうした状況から、気象庁は40度をこえる日について、注意をうながす呼び方を考えていました。
注意うながす名称 13の候補から決定
気象庁のウェブサイトでアンケートをしたところ、47万8296票の回答がありました。13の候補のうち、酷暑日が全体の4割をこえる20万2954票に。気象や日本語の専門家からも「社会的になじみがあり、日本語としてもふさわしい」といった意見が多く、酷暑日に決めたといいます。今後、天気予報などで使う「予報用語」に加えて、高温への警戒を呼びかけます。
酷暑日という名前は、日本気象協会が22年から、独自に最高気温40度以上の日を指す言葉として使っています。
得票数で2位につけたのは「超猛暑日」。専門家やアンケートの回答者からは「猛暑日との上下関係がわかりやすい」という意見が出た一方、「言い方が軽く聞こえる」といった指摘もありました。
13の候補以外にも「汗日暑日暑」「自宅待機日」「サウナ日」「沸騰日」「熱盛日」などの提案もありました。気象庁の担当者は「関心を持っていただく良い機会になった」と話しています。

中学入試にも出たよ
気象問題 切り口さまざま
2026年度入試でも気候に関する出題は多く見られました。学習院女子中等科(東京)の理科で、猛暑日、真夏日などの気象用語とその説明の正しい組み合わせを答えさせる問題が出ました。春日部共栄中(埼玉)では、さいたま市の2025年8月の1か月間の最高気温と最低気温の表を示し、猛暑日であり、熱帯夜でもある日が何日あるかを数えさせました。
(朝日小学生新聞2026年4月25日付)









