かつお節とだしのひみつ
小学5年生の男の子、カイトは、野菜が苦手(にがて)で、家でも学校でも、野菜がメインの料理は残してしまいがち……。それに比べて好物(こうぶつ)は、ハンバーグにカレーライス、ラーメン、焼肉と、野菜の少ない外国の料理ばかり! でも、ある日の夕食で、空腹(くうふく)といい香りにつられてなにげなく食べた野菜のお味噌汁(みそしる)が、とってもおいしいことに気付いたよ! その夜カイトの前に、不思議(ふしぎ)なねこが出現(しゅつげん)。ねこは、だしのおいしさを子どもたちに伝えるためにやってきた、かつお節(ぶし)の妖精(ようせい)、ねこ丸だった。カイトは、ねこ丸に連れられて、クラスメイトのマキちゃんと一緒に、大昔にタイムスリップしたり、かつお節とだしの研究所へ行ったりと、かつお節やだしの歴史や作られ方などのひみつをたずねていくよ!
第1章 この香り、おいしそうだにゃー
かつお博士になろう
かつお節はどうやってできるのだろう
第2章 このおいしさはなに?
削り節でだしを取ってみよう
第3章 だしのおいしさを知らないなんて
かつお節ってどんなもの?
第4章 かつお節はいつからあるの?
かつお節の歴史を見てみよう
かつお節を削ってみよう
第5章 教えて、だし博士
かつお節・だし研究所ではなにをしているの?
「かちゅー湯」ってなあに?
だしってどうしておいしいの?
ヤマキではたくさんの商品がつくられているよ
第6章 削り節の工場へ
ヤマキの歴史を見てみよう
削り節をつくる工場はこんなところだよ
削り節のつくり方を見てみよう
第7章 そしてだしは世界へ
世界から注目される和食とだしの文化