mRNAのひみつ
わたしたちのからだになくてはならないのが、
いろいろな種類のタンパク質の働き。
このタンパク質はどうやってつくられていると思う?
さまざまなタンパク質が細胞でつくられていくときの
カギをにぎるのが、「mRNA」という物質なんだ。
mRNAは、もともと私たちのからだの中にあって働いているよ。
けれど、からだの外から中に入れても使えるようになって、
ウイルスや細菌などの病原体からからだを守るワクチンや、
いろいろな病気の薬としての開発も進められているんだって。
mRNAは、からだの中でどのような役目をしているのだろう。
ワクチンや薬としては、どうやって働くのかな?
この本を読んで、mRNAの働きと可能性をさがしに行こう!
(もくじ)
プロローグ からだの中でなにが起きている?
第1章 mRNAについて知りたい!
第2章 からだの仕組みのふしぎ
コラム 遺伝子やDNAってどんなもの?
コラム mRNAってなに? どんな働きをするの?
第3章 mRNAの薬はどうやって生まれたの?
コラム タンパク質で治せる可能性がある病気にはどんなものがある?
コラム mRNA医薬品ができるまで
第4章 mRNAがタンパク質のつくり方を伝えて免疫細胞が戦う
コラム 免疫の仕組みと働きを見てみよう
コラム 薬としてのmRNAは体内でどうやって働くの? ~ウイルスに対するワクチンの場合~
エピローグ 夢の中で再びmRNAに出会う