アイグンじょうやく【〈愛琿〉条約】 1858年,ロシアと中国(清(しん))との間でむすばれた国境条約(こっきょうじょうやく)。東シベリアに進出したロシアはこの条約(じょうやく)によって,アロー戦争(せんそう)や太平天国(たいへいてんごく)の乱(らん)で苦しんでいた清(しん)に,ヘイロン川(黒竜江(こくりゅうこう),別称(べっしょう)アムール川)より北の地をロシア領(りょう)としてみとめさせた。◇アイグンは,清(しん)がロシアにそなえてアムール川中流にもうけた軍事拠点(ぐんじきょてん)である。