アイヌみんぞく【アイヌ民族】 おもに,北海道(ほっかいどう)に住む先住民族(せんじゅうみんぞく)。もともと狩猟(しゅりょう)・漁労(ぎょろう)・採取(さいしゅ)などを行い,海や川の沿岸(えんがん)にかやぶきなどの家をたて,数戸が集まって1つのコタン(村落)をつくり,それぞれに首長がいた。独自(どくじ)の文化をもち,クマの霊送(たまおく)りはとくに有名。文学では,歌いつがれてきた叙事詩(じょじし)「ユーカラ」などがある。◇アイヌとはアイヌ語で「人」という意味。コーチ 北海道(ほっかいどう)の地名はアイヌ語にもとづくものが多い。