あいびき【あひびき】 短編小説(たんぺんしょうせつ)。二葉亭四迷(ふたばていしめい)がツルゲーネフの『猟人日記(りょうじんにっき)』の一節(いっせつ)を翻訳(ほんやく)したもの。1888(明治(めいじ)21)年発表。口語体で書かれたみごとな訳文(やくぶん)は,島崎藤村(しまざきとうそん)・国木田独歩(くにきだどっぽ)なども愛誦(あいしょう)したといわれる。