アイルランド島の大部分をしめる,世界で唯一のケルト民族の国。政体は共和政で,元首は大統領,首都ダブリン。伝統的に農牧業国であるが,1958年以降の政府の工業振興政策と外国企業の進出により,金属・電子機器・繊維・製紙などの工業が発達。石油・天然ガスの開発も進行中。麦類・ジャガイモ・テンサイの栽培と牛・羊・ブタの飼育がさかん。12世紀にイギリスに征服され,1800年には併合されたが,ながい独立運動の結果,1937年に独立を宣言,1949年完全に独立した。面積:7.0万km2,人口:447万。
国名の由来
ケルトの伝説にある「エリュー女神の領地」。ゲール語で「エール」。
国旗の由来
緑はカトリック,白は平和を表す。オレンジは17世紀のオランダ=イギリス戦争時の際のオランダへの共感(プロテスタント)に基づいている。