(1879〜1955)相対性理論で知られる物理学者。南ドイツのウルムの生まれ。スイスのチューリヒ工科大学を卒業後,ベルリンの特許局につとめながら物理学の研究をつづけ,1914年にベルリン大学の教授になった。1905年発表の「特殊相対性理論」や1914〜16年にまとめた「一般相対性理論」で世界的にみとめられ,光電効果の研究で1921年にノーベル物理学賞を受けた。1933年,ナチス独裁体制の確立によるユダヤ系学者の追放があり,身の危険をさけてアメリカ合衆国へのがれ,プリンストン高級研究所で研究をつづけた。◇第二次世界大戦後は平和運動にも力をそそいで,地球上から核兵器をなくす運動をつづけた。