(紀元前63〜後14)古代ローマの政治家。共和政を終わらせ,ローマ帝国の初代皇帝となった(在位前27〜後14)。本名はガイウス=オクタビアヌス。カエサルの養子で,カエサルが暗殺されたあと,はじめはアントニウス(カエサルの部下)ら2人とローマ領を3つに分けておさめた。前31年,エジプトの女王クレオパトラとむすんだアントニウスをやぶり,全ローマの支配者となった。かれの支配のもとでローマ文化は黄金時代をむかえ,レンガづくりの首都は大理石に生まれかわった。
コーチ
アウグスツス(
尊い人)の
称号は,前27年に
元老院から受けた。
以後,アウグスツスは代々の
皇帝の
称号となった。