アオキ【<青木>】 関東(かんとう)地方以南(いなん)から沖縄(おきなわ),また朝鮮(ちょうせん)半島南部の暖帯(だんたい)林に自生する常緑低木(じょうりょくていぼく)。庭園にもふつうに植えられる。枝葉(しよう)は太く緑色であるから,南九州ではヤマダケとよばれる。春,紫(むらさき)色がかった小さな花がたくさんさく。葉は対生し,長だ円形。雌雄異株(しゆういしゅ)で,雌株(めかぶ)になるだ円形の石果(せきか)は冬に赤く熟(じゅく)す。虫害(ちゅうがい)・煙害(えんがい)に強く庭園樹(じゅ)として多く用いられている。高さ:1〜2m。花期:3〜5月。◇葉は牛の飼料(しりょう)として用いられ,煎(せん)じて薬用にもする。(被子植物(ひししょくぶつ) ガリア目(もく) ガリア科(か)(アオキ科(か)))