あかいとり【赤い鳥】 1918(大正7)年から1936(昭和11)年まで鈴木三重吉(すずきみえきち)が出した児童文芸雑誌(じどうぶんげいざっし)。創刊(そうかん)号に芥川龍之介(あくたがわりゅうのすけ)が『蜘蛛(くも)の糸』を発表したように,北原白秋(きたはらはくしゅう)・島崎藤村(しまざきとうそん)・徳田秋声(とくだしゅうせい)など多くの作家が新しい童話を創作(そうさく)した。また,北原白秋(きたはらはくしゅう)・山田耕筰(やまだこうさく)などによる「赤い鳥童謡(どうよう)」は,童謡(どうよう)がさかんになるもとともなった。