あがたぬし【県主】 大化(たいか)の改新(かいしん)前に,県(あがた)といわれる地域(ちいき)をおさめていた人。大和政権(やまとせいけん)が生まれる以前(いぜん)は,日本の各地(かくち)に小さな国がたくさんあった。その小さな部族国家の首長が,大和政権(やまとせいけん)にしたがい,その地が県(あがた)とされた場合,たいてい,それまでの地位(ちい)を県主(あがたぬし)としてみとめられた。