あかちゃんポスト【赤ちゃんポスト】 さまざまな理由(りゆう)で赤(あか)ちゃんを育(そだ)てることができない親(おや)が,匿名(とくめい)で赤(あか)ちゃんを託(たく)すための設備(せつび)。育児(いくじ)に行(ゆ)きづまった親(おや)による虐待(ぎゃくたい)や育児放棄(いくじほうき)を防(ふせ)ぐことを目的(もくてき)として,病院(びょういん)などに設置(せっち)されている。日本では,2007(平成(へいせい)19)年に熊本市(くまもとし)の慈恵病院(じけいびょういん)に「こうのとりのゆりかご」の名称(めいしょう)で設置(せっち)されたのが始(はじ)まり。赤(あか)ちゃんを託(たく)したい親(おや)が病院(びょういん)などに設(もう)けられた保育器(ほいくき)に赤(あか)ちゃんを入(い)れると,室内(しつない)のセンサーが反応(はんのう)してブザーがなり,看護師(かんごし)や助産師(じょさんし)がかけつけ,保護(ほご)するしくみ。預(あず)けられた赤(あか)ちゃんは,幼児院(ようじいん)や児童養護施設(じどうようごしせつ)などに引(ひ)き取(と)られる。