(1960〜_)フィリピンの政治家,第15代大統領(在任2010〜2016)。父親はベニグノ=アキノ2世元上院議員,母親はコラソン=アキノ元大統領で,長男として生まれる。1981(昭和56)年にマニラ大学を卒業したのち,会社員,会社役員などビジネスの世界ですごす。86年のコラソンの大統領就任後も家族として母を支えた。98年に下院議員に当選し,2007年には上院議員に当選した。2009年の母の死によって周囲からの期待が高まり,大統領選に出馬し,2010(平成22)年,圧倒的な得票数で当選して大統領に就任した。国民の健康と教育への投資,不正の撲滅を公約にかかげて政治を主導し,2016年の任期切れにともない退任した。⇒アキノ(コラソン=)