東京都千代田区の北東のはしにあたるJR秋葉原駅周辺の地域名。近年は「アキバ」と通称されている。明治時代初めにこの地に火伏せの秋葉神社をまつったのが地名の由来。第二次世界大戦後,闇市が立ち,多くの露天商が集まったのをきっかけに中小の電気・電子機器の小売店が集まりはじめ,やがて世界にまで知られる電気街に発展した。1970年代まではアマチュア無線やラジオ工作,自作オーディオ,90年代ごろはパソコンの街,近年ではゲーム・アニメ関連,フィギュアなど,新しい文化の発信地になっている。また,2006(平成18)年,産官学連携のIT拠点をめざし,秋葉原クロスフィールドが旧神田市場跡地に建設された。