アルクトゥルス うしかい座(ざ)のα星(アルファせい)。「アークトゥルス」と表記(ひょうき)される場合(ばあい)もある。実視等級(じっしとうきゅう)-0.0等(とう)。オレンジ色(いろ)に明(あか)るく見(み)える。北斗七星(ほくとしちせい)の柄(え)がつくる弧(こ)をそのまま延長(えんちょう)したところにあり,夏(なつ)の中天(ちゅうてん)をかざる。距離(きょり)は37光年(こうねん),半径(はんけい)は太陽(たいよう)の26倍(ばい)で赤色巨星(せきしょくきょせい)。◇アルクトゥルスとは「クマの番人(ばんにん)」という意味(いみ)。また,日本では「麦星(むぎぼし)」とよばれることもある。おとめ座(ざ)のスピカ,しし座(ざ)のデネボラと春(はる)の大三角(だいさんかく)を形(かたち)づくる。