*あさかそすい【安積疏水】 福島(ふくしま)県中部,猪苗代(いなわしろ)湖の水を引いて,郡山盆地(こおりやまぼんち)をかんがいする用水路。中条政恒(なかじょうまさつね)らの働(はたら)きかけにより,1879(明治(めいじ)12)年政府事業(せいふじぎょう)として着工され,オランダ人ドールンの指導(しどう)のもと,1882年に完成(かんせい)。さらに1951(昭和26)年には,その西方に新安積疏水(あさかそすい)が完成(かんせい)し,合わせて9500haの耕地(こうち)をかんがいする。コーチ 疏水(そすい)の水は,かんがいのほかに郡山(こおりやま)市の上水道や工業用水にも利用(りよう)され,また発電も行われている。