*あさまやま【浅間山】 群馬(ぐんま)県と長野(ながの)県の境(さかい)にある3重式活火山。第1外輪(がいりん)山は黒斑(くろふ)山・牙(きば)山など西側(がわ)だけにのこり,第2外輪(がいりん)山は前掛(まえかけ)山。中央火口は直径(ちょっけい)310〜350m,深さ100〜200mの釜(かま)山である。1783(天明3)年の大噴火(ふんか)が有名。北斜面(しゃめん)にある幅(はば)2km,長さ5kmの溶岩(ようがん)地形はこのときできたもので,「鬼押(おにお)し出(だ)し」といわれている。現在(げんざい)でも小噴火(ふんか)をくりかえしている。南東ろくの軽井沢(かるいざわ)高原や,北・北東ろくの浅間(あさま)高原は避暑(ひしょ)地として有名。◇石尊(せきそん)山・小浅間(こあさま)山・離(はなれ)山などは寄生(きせい)火山。高さ:2568m。