あしかがし【足利氏】 下野(しもつけ)国足利荘(あしかがしょう)(栃木(とちぎ)県足利(あしかが)市)におこった豪族(ごうぞく)。清和(せいわ)源氏(げんじ)の出で12世紀(せいき)のころ,源義家(みなもとのよしいえ)の孫(まご)の義康(よしやす)から足利(あしかが)を名のり,鎌倉幕府(かまくらばくふ)に重く用いられた。足利尊氏(あしかがたかうじ)が室町幕府(むろまちばくふ)を開いたが,15代将軍(しょうぐん)足利義昭(あしかがよしあき)のとき織田信長(おだのぶなが)にほろぼされた。