*アステカおうこく【アステカ王国】 14世紀(せいき)〜16世紀(せいき),現在(げんざい)のメキシコシティを中心にさかえた国。北部から南下してきたアステカ(メシカ)族(ぞく)は,14世紀(せいき)半ばに都市テノチティトランを建設(けんせつ)し,15世紀(せいき)半ばにはメキシコ盆地最大(ぼんちさいだい)の勢力(せいりょく)をほこり,マヤ文明を吸収(きゅうしゅう)し,神官(しんかん)らを中心にして周辺(しゅうへん)の諸民族(しょみんぞく)を支配(しはい)するアステカ王国(おうこく)を形成(けいせい)した。また,巨大(きょだい)な石づくりのピラミッド神殿(しんでん)をきずき,独自(どくじ)な太陽信仰(しんこう)をもち,太陽の運行のために,生きた人間の心臓(しんぞう)を取り出す儀式(ぎしき)をした。◇1521年,スペイン人コルテスにほろぼされた。