あすなろものがたり【あすなろ物語】 井上靖(いのうえやすし)の自伝的(じでんてき)作品ともいえる青春小説(しょうせつ)。1954(昭和29)年発表。13歳(さい)の少年,鮎太(あゆた)の多感な心の動きが伊豆(いず)の自然(しぜん)を背景(はいけい)に詩情(しじょう)ゆたかにえがかれている。