*あぜくらづくり【校倉造り】 角または円形の長材(ちょうざい)を井(い)げたに組み合わせてつみあげ,まわりの壁(かべ)にした倉(くら)。奈良(なら)の正倉院(しょうそういん)宝庫(ほうこ)が代表例(れい)で,角材(かくざい)の外面上下を大きくななめにそぎおとした三角状(じょう)のあぜ木を用い,床下(ゆかした)2.7mの高床(たかゆか)になっている。◇ほかに唐招提寺(とうしょうだいじ)の経蔵(きょうぞう)・宝蔵(ほうぞう),東大寺(とうだいじ)の経庫(きょうこ)などが有名。シベリア・中国・インドなどでも見られる。