アセチレン 化学式 C2H2 三重結合(けつごう)をもつもののうち,最(もっと)も簡単(かんたん)な構造(こうぞう)の炭化水素(すいそ)。エチンともいう。カーバイド(炭化カルシウムCaC2)に水をくわえて発生させる方法(ほうほう),炭化水素(すいそ)ガスを熱分解(ねつぶんかい)させてつくる方法(ほうほう)などがある。燃焼熱(ねんしょうねつ)が大きいので,酸素(さんそ)アセチレン炎(えん)として金属(きんぞく)の溶接(ようせつ)や切断(せつだん)に使われる。また合成樹脂(ごうせいじゅし),合成(ごうせい)ゴムなどの原料(げんりょう)に用いられる。コーチ 純粋(じゅんすい)なものは無色(むしょく)の気体で,ふつうは不純物(ふじゅんぶつ)のために悪臭(あくしゅう)がある。