中央アジア,カフカス地方の東部にある国。政体は共和制で,元首は大統領。首都バクー。カスピ海西岸にあり,南はイランに接する。クラ川中流に大規模な貯水池を建設してかんがい用水を確保し,綿花を主とする農牧業を行う。地下資源が豊富で,とくに東部はバクー油田を背景に石油化学がさかん。1922年にソ連邦に加入し,1991年に独立した。住民の大部分はアゼルバイジャン人。面積:8.7万km2,人口:919万。
国名の由来
アレクサンドロス大王の遠征のとき,この地方に生まれたアトロパテン(火の国)という国家の名前による。
国旗の由来
青は古くからこの国の色とされ,三日月と8角星はこの国がイスラム教徒の国であることを示す。