(1940〜 )昭和・平成時代の政治家,第92代内閣総理大臣。福岡県生まれ。高祖父に大久保利通,曽祖父に九州の炭鉱王とよばれた麻生太吉,祖父に吉田茂という家系に育つ。学習院大学卒業後,米国スタンフォード大学などに留学。73年に麻生セメント(現:株式会社麻生)の代表取締役社長。1979(昭和54)年10月,衆議院議員に初当選。96年に経済企画庁長官として初入閣。2008年9月,内閣総理大臣になる。就任の直後,リーマンショックが起こり,09年度にかけて大規模な景気対策を実施した。09年8月,衆議院議員選挙で自民党が惨敗し,首相の座を民主党の鳩山由紀夫に明け渡す。2012(平成24)年12月の衆議院議員選挙で自民党が政権を取り戻すと,第2次安倍内閣で副総理兼財務大臣兼金融担当大臣として再入閣した。