あたらしいじんけん【新しい人権】 環境権(かんきょうけん),プライバシーの権利(けんり),知(し)る権利(けんり),自己決定権(じこけっていけん),知的財産権(ちてきざいさんけん)など,日本国憲法(にほんこくけんぽう)に規定(きてい)されていない人権(じんけん)。日本国憲法(にほんこくけんぽう)が制定(せいてい)されたときには想定(そうてい)されていなかったが,その後(ご)の社会状況(しゃかいじょうきょう)の変化(へんか)によって憲法(けんぽう)で保障(ほしょう)するべきだと考(かんが)えられるようになった。憲法第(けんぽうだい)13条(じょう)の幸福追求権(こうふくついきゅうけん)と第(だい)25条(じょう)の生存権(せいぞんけん)を根拠(こんきょ)として求(もと)められるようになった。憲法改正(けんぽうかいせい)によって憲法(けんぽう)に明記(めいき)すべきであるという声(こえ)と,現行(げんこう)の憲法(けんぽう)のもとで法律(ほうりつ)をつくって対応(たいおう)するべきであるという声(こえ)があり,議論(ぎろん)されている。