あぶつに【阿仏尼】 (1222?〜1283)鎌倉(かまくら)時代の歌人。藤原為家(ふじわらのためいえ)(定家(ていか)の子)の後妻(ごさい)。『十六夜日記(いざよいにっき)』の作者として知られるが,わかい日の失恋放浪(しつれんほうろう)をつづった『うたたね』,歌論(かろん)書『夜の鶴(つる)』もある。