最もふつうに見られる平地性のセミ。成虫は7〜8月にあらわれ,おそいものでは10月ごろまでジージーと鳴いている。卵は枯れ枝や幹などにうみこまれる。幼虫は翌年の7月ごろかえり,地上に落ちて土中生活にはいる。幼虫期間は6〜7年間で,木や草の根から汁をすいながら育つ。ナシ園にとくに多い。果実にも産卵する。体長:34〜38mm。見られる時期:7〜9月。分布:北海道・本州・四国・九州。(昆虫類 カメムシ目 セミ科)
コーチ
ナシ園などで,夕方地上に出てくる
幼虫をつかまえて,
適当な木の
枝などにとまらせておくと,夜に羽
化の
観察ができる。夏休み中に行うのがよい。