カメムシ目 アブラムシ科の昆虫の総称。アリマキともいう。草や木の枝・幹・葉・芽などに多数群がっている軟弱な体の小昆虫である。生活史は複雑で,同じ種類でも時期によってちがう場合がある。秋までは雌だけで卵胎生によって次々に幼虫をうむ。秋になると雄と雌の成虫がうまれ,この雄と雌が交尾してうみだされた卵で冬をこす。アブラムシはまた,寄生する植物を季節的にかえることもある。口はさしてすう形の口で,いろいろな植物体の養液をすって生活するため,農業上の重要な害虫となるものが多い。なかには植物の病気をなかだちする種類もある。ゴキブリのことをアブラムシということもある。
コーチ
アブラムシの
排出する
液は
甘く,これをもらうためにアリがアブラムシを
保護することはよく知られている。