あべいそお【安部磯雄】 (1865〜1949)明治(めいじ)〜昭和時代の社会運動家。福岡藩士(ふくおかはんし)の生まれ。同志社(どうししゃ)を卒業(そつぎょう)後,アメリカ合衆国(がっしゅうこく)に留学(りゅうがく)して,キリスト教社会主義(しゅぎ)者となった。1901(明治(めいじ)34)年に幸徳秋水(こうとくしゅうすい)らと社会民主党(みんしゅとう)を創立(そうりつ),日露戦争(にちろせんそう)で非戦論(ひせんろん)をとなえて以来(いらい),太平洋戦争(せんそう)まで一貫(いっかん)して反戦(はんせん)平和の立場にあった。昭和時代前期には社会大衆党(たいしゅうとう)委員長をつとめ,代議士(だいぎし)に4回当選(とうせん)。また,早稲田(わせだ)大学教授(きょうじゅ)として早大野球部育ての親となった。