あべまさひろ【阿部正弘】 (1819〜1857)幕末(ばくまつ)期の老中(ろうじゅう)。備後(びんご)国(広島(ひろしま)県)福山藩主(ふくやまはんしゅ)。諸(しょ)外国の開国要求(ようきゅう)に対して,老中首座(ろうじゅうしゅざ)の正弘(まさひろ)は,旧例(きゅうれい)をやぶって幕府(ばくふ)役人や諸(しょ)大名に意見をもとめたうえで開国を決意,1854年にアメリカ合衆国(がっしゅうこく)その他と和親条約(じょうやく)をむすんだ。すぐれた人材(じんざい)の登用にもつとめている。