アヘン【<阿片>】 未熟(みじゅく)なケシの果実(かじつ)に傷(きず)をつけて,流れでてくる乳状(にゅうじょう)の液(えき)をほしてかためたもの。産地(さんち)によってトルコアヘン・インドアヘン・中国アヘンなどがある。アヘンは,ごくわずかの量(りょう)でも動物にはげしい作用をおこす,モルヒネというアルカロイドの一種(いっしゅ)を多量(たりょう)にふくんでいる。◇鎮静剤(ちんせいざい)・鎮痛剤(ちんつうざい)の原料(げんりょう)。麻薬(まやく)にもなる。