あみだぶつ【阿弥陀仏】 仏教(ぶっきょう)で,西方極楽浄土(さいほうごくらくじょうど)の中心にいる仏(ほとけ)。浄土(じょうど)教の本尊(ほんぞん)で,現在(げんざい)も説法(せっぽう)し,衆生(しゅじょう)(仏教(ぶっきょう)で,人間をふくむすべての生き物)をすくう活動をつづけているとされる。日本では,浄土信仰(じょうどしんこう)の興隆(こうりゅう)にともない,彫刻(ちょうこく)・図像(ずぞう)の制作(せいさく)が行われ,平安時代中期以後(いご),浄土美術(じょうどびじゅつ)の中心となった。◇阿弥陀如来(あみだにょらい)ともいう。