アレクサンドリア (1)アレクサンドロス大王が,帝国(ていこく)内の各地(かくち)に自分の名をつけて建設(けんせつ)した,ギリシャ風の都市。エジプトに建設(けんせつ)されたアレクサンドリアは有名。(2)エジプトの地中海沿岸(えんがん)にある都市。ナイル川下流の三角州(す)に発達(はったつ)した大都市で,カイロにつぐ産業(さんぎょう)・文化の中心地。綿花(めんか)・米の輸出(ゆしゅつ)がさかん。紀元(きげん)前331年,アレクサンドロス大王が創建(そうけん)し,プトレマイオス2世のとき完成(かんせい)され,地中海貿易(ぼうえき)とヘレニズム文化の中心地としてさかえた。プトレマイオス1世が建設(けんせつ)した大図書館の遺跡(いせき)をはじめ,壮大(そうだい)なセラピス神殿(しんでん)などがある。人口:334万。