*あんざんがん【安山岩】 火山岩の一種(いっしゅ)で,日本の火山に多く産(さん)する岩石。二酸化(にさんか)ケイ素(そ)を60%前後,有色鉱物(こうぶつ)の量(りょう)を20〜40%ふくむ中間質(しつ)で,深成岩(しんせいがん)のせん緑岩に相当する組成(そせい)をもつ。火山岩の中では玄武岩(げんぶがん)と流紋岩(りゅうもんがん)の中間的(ちゅうかんてき)な組成(そせい)をもつ。石基(せっき)の中に無色鉱物(むしょくこうぶつ)の斜長石(しゃちょうせき),有色鉱物(こうぶつ)の輝石(きせき)・角セン石・黒雲母(うんも),ときにはカンラン石などがはん晶(しょう)として存在(そんざい)する。コーチ 安山岩は,はん状組織(じょうそしき)を示す火山岩である。