アンジュングン【安重根】 (1879〜1910)1909年,韓国統監(かんこくとうかん)であった伊藤博文(いとうひろぶみ)を射殺(しゃさつ)した朝鮮(ちょうせん)の独立(どくりつ)運動家。キリスト教徒(と)となり,生徒(せいと)を教えていたが,日本が,日露戦争(にちろせんそう)をすすめながら朝鮮支配(ちょうせんしはい)を強めたのに反対して,独立(どくりつ)運動に入った。のちロシアにのがれ,1909年に朝鮮(ちょうせん)北部で義兵闘争(ぎへいとうそう)を指揮(しき)し,敗北(はいぼく)。同年10月,中国のハルビンをおとずれた伊藤博文(いとうひろぶみ)を射殺(しゃさつ)し,翌年(よくねん),死刑(しけい)となった。