*アンデルセン(ハンス=クリスチャン=) (1805〜1875)デンマークの作家。すぐれた童話を数多く書いて,全世界に知られた。1835年発表の長編小説(ちょうへんしょうせつ)『即興詩人(そっきょうしじん)』で成功(せいこう)。その後は人生の知恵(ちえ)をわかりやすく教えた詩情(しじょう)あふれる童話を次々と発表した。『童話集』には『マッチ売りの少女』『赤いくつ』『みにくいアヒルの子』『人魚姫(にんぎょひめ)』など156編(へん)をおさめる。◇童話以外(いがい)の作品も書かれ,月が毎晩(まいばん),世界各地(かくち)で見たことを画家に話してあげるという,童話風な散文(さんぶん)詩『絵のない絵本』や,自伝(じでん)『わが生涯(しょうがい)の物語』もよく知られている。