アンドロメダざ【アンドロメダ座】

11月上旬(じょうじゅん）は22時(じ）ごろ，12月上旬(じょうじゅん）は20時(じ）ごろに，頭(あたま）のほぼ真上(まうえ）に見(み）えるようになる。大(おお）きなペガススの大四辺形(だいしへんけい）とつながっているので，比較的見(ひかくてきみ）つけやすい。

古代(こだい）エチオピア王国(おうこく）の王妃(おうひ）カシオペヤは，自分(じぶん）と娘(むすめ）のアンドロメダ王女(おうじょ）の美(うつく）しさをいつも自慢(じまん）していた。ある日(ひ），カシオペヤの自慢(じまん）に関(かん）する発言(はつげん）が海神(かいじん）ポセイドンの怒(いか）りを買(か）い，ポセイドンはエチオピアの海岸(かいがん）に化(ば）け物(もの）クジラを送(おく）りこんだりして人々(ひとびと）を苦(くる）しめた。ポセイドンの怒(いか）りをおさめるため，アンドロメダの父(ちち）であるケフェウス王(おう）は娘(むすめ）を化(ば）け物(もの）クジラのいけにえにすることを決(き）めた。星座(せいざ）は，海岸(かいがん）にくさりでつながれたアンドロメダの姿(すがた）を表(あらわ）しているとされる。アンドロメダが化(ば）け物(もの）クジラにひとのみにされそうになったとき，天馬(てんば）ペガススにまたがったペルセウス王子(おうじ）が空(そら）からかけおりてきて，退治(たいじ）してきたばかりのメドゥーサの首(くび）を化(ば）け物(もの）クジラに突(つ）きつけた。化(ば）け物(もの）クジラはたちまち石(いし）となって海中(かいちゅう）に沈(しず）んでいき，アンドロメダは無事(ぶじ）に助(たす）けられた。ペルセウス王子(おうじ）とアンドロメダは結婚(けっこん）し，幸(しあわ）せに暮(く）らしたといわれる。