*いえき【胃液】 胃壁(いへき)中にある胃腺(いせん)から分泌(ぶんぴつ)される消化液(えき)。ふくまれている消化酵素(こうそ)は,おもにペプシンで,タンパク質(しつ)をペプトンに分解(ぶんかい)する。また,胃酸(いさん)と,胃壁(いへき)の粘膜(ねんまく)をまもる粘液(ねんえき)もふくんでいる。胃酸(いさん)はおもに塩酸(えんさん)で,ペプシンの働(はたら)きを助け,食塊(しょっかい)(食べたもののかたまり)のくさるのをふせぐ。胃酸(いさん)が多すぎるものを胃酸過多症(いさんかたしょう)という。胃液(いえき)はふつう,無色透明(むしょくとうめい)のややねばりけのある酸性(さんせい)の液(えき)で,その分泌(ぶんぴつ)には神経(しんけい)やホルモンが関係(かんけい)している。コーチ 1日の分泌量(ぶんぴつりょう)は1.5Lほどになる。