イオンこうかんまくせいえん【イオン交換膜製塩】 製塩工程(せいえんこうてい)のうち,海水を濃縮(のうしゅく)する過程(かてい)を,イオン交換膜(こうかんまく)を利用(りよう)して行う製塩方法(せいえんほうほう)。海水中の水を蒸発(じょうはつ)させるそれまでの塩田(えんでん)法(ほう)や機械製塩法(きかいせいえんほう)などと異(こと)なって,直接塩分(ちょくせつえんぶん)を捕集(ほしゅう)する点に画期的(かっきてき)な意義(いぎ)がある。コーチ わが国では,1955年ごろから研究が開始され,1965年ごろから実用化がはかられた。この製塩法(せいえんほう)が開発されたため,1972(昭和47)年にすべての塩田(えんでん)が姿(すがた)を消した。⇒製塩(せいえん)