イガ 幼虫(ようちゅう)が毛織物(けおりもの)などを食いあらす害虫(がいちゅう)で,乾燥(かんそう)した動物標本(ひょうほん)や毛皮・羽毛,乾燥(かんそう)した魚やカツオ節(ぶし)などにもつく。幼虫(ようちゅう)は体長約(やく)7mmで黄白色。毛織物(けおりもの)や毛皮などの中に両端(たん)の開いた細長いふくろ状(じょう)の巣(す)をつくり,この巣(す)といっしょに移動(いどう)してまわりの毛を食いあらす。幼虫(ようちゅう)で冬をこし,翌年(よくねん)の春以降(いこう)さなぎになり,春から秋にかけて羽化する。光をきらうので,毛織物(けおりもの)などを日光と外気にあてるとよい。開張(かいちょう):10.5〜15mm。見(み)られる時期(じき):5〜10月(がつ)。分布(ぶんぷ):本州(ほんしゅう)・九州(きゅうしゅう)。(昆虫類(こんちゅうるい) チョウ目(もく) ヒロズコガ科(か))