1951年,フランス・西ドイツ(当時)・イタリア・オランダ・ベルギー・ルクセンブルクの6か国が結成した国際組織のことで,European Coal and Steel Community(ヨーロッパ石炭鉄鋼共同体)の略称。ライン川流域の石炭・鉄鋼の産業を6か国全体のために利用し,6か国の経済を1つにむすびつけていくことをねらったもの。のちにEEC(ヨーロッパ経済共同体)発足の母体となった。1967年,EEC・EURATOM(ヨーロッパ原子力共同体)とともにEC(ヨーロッパ共同体),さらにEU(ヨーロッパ連合)内の組織となった。