いしょく【移植<動物> 】 組織(そしき)や器官(きかん)を,手術(しゅじゅつ)によって他の部分または他の個体(こたい)にうつし植えること。角膜(かくまく)移植(いしょく)・心臓移植(しんぞういしょく)などはその例(れい)である。自分の組織(そしき)をうつす場合は問題はないが,他人のものを移植(いしょく)すると,拒否反応(きょひはんのう)をおこして障害(しょうがい)になることがある。拒否反応(きょひはんのう)は,一種(いっしゅ)の自己防衛(じこぼうえい)のための抗原抗体反応(こうげんこうたいはんのう)とみることができるが,移植手術(いしょくしゅじゅつ)にとっては大きな障害(しょうがい)となっている。