いずみしきぶ【和泉式部】 (978?〜1048?)平安時代中期の歌人。情熱的(じょうねつてき)な人で,はげしい恋愛(れんあい)に身をゆだね,波乱(はらん)にとむ生涯(しょうがい)を送った。するどい感性(かんせい)でゆれ動く心をうたった,当時最高(とうじさいこう)の歌人の1人。歌人の小式部内侍(こしきぶないし)の母で,若死(わかじ)にした内侍(ないし)をしのぶ歌もある。歌物語風に書かれた『和泉式部日記(いずみしきぶにっき)』も有名。