いせまいり【伊勢参り】 伊勢(いせ)神宮に参拝(さんぱい)すること。信仰(しんこう)と旅行の楽しみをかね,室町(むろまち)時代から民衆(みんしゅう)行事化し,江戸(えど)時代にさかんとなった。とくに江戸(えど)時代の後期には,ときたま大集団(しゅうだん)をなして熱狂的(ねっきょうてき)な群集(ぐんしゅう)が伊勢参宮(いせさんぐう)におしかける「おかげ参(まい)り」が見られた。◇おかげ参りの道中(どうちゅう)では,人々は無料で宿泊・食物の施(ほどこ)しを受けた。