いせものがたり【伊勢物語】 「むかし男ありけり」で始まる平安時代初期(しょき)の歌物語。作者は不明(ふめい)だが,在原業平(ありわらのなりひら)の歌を中心にえがいた恋愛(れんあい)物語などで,業平(なりひら)の歌集をもとにだれかが書いたものだろうといわれる。全部で125段(だん)からできている。