いせん【胃腺】 胃壁(いへき)の内面にある消化腺(せん)。胃(い)の噴門(ふんもん),胃体(いたい)と胃底(いてい),幽門(ゆうもん)にはそれぞれ噴門腺(ふんもんせん)・胃腺(いせん)・幽門腺(ゆうもんせん)があり,噴門腺(ふんもんせん)と幽門腺(ゆうもんせん)からは主として粘液(ねんえき)が分泌(ぶんぴつ)され,胃腺(いせん)からは胃液(いえき)が分泌(ぶんぴつ)される。胃腺(いせん)には主細胞(さいぼう)・ぼう細胞(さいぼう)・副細胞(ふくさいぼう)の3種類(しゅるい)の細胞(さいぼう)があり,主細胞(さいぼう)はタンパク質分解酵素(しつぶんかいこうそ)のペプシンを,ぼう細胞(さいぼう)は塩酸(えんさん)を,副細胞(ふくさいぼう)は粘液(ねんえき)を分泌(ぶんぴつ)する。